今日の京浜線の運行支障は大変だったみたいですね。
なにせ、JR東公式サイトの運行情報に、こんな記事が載りましたから。
【総武快速線 遅延】総武快速線は、京浜東北線内での人身事故の影響で遅れが出ています。
なんで総武快速線が京浜東北線の影響を?
って、思いませんか?
別に線路は繋がってませんけれども・・・。
ま、ここを見てる方は、なんでか判る方も多いでしょうが。
京浜東北線が支障
↓
(すぐ横を走る)東海道線も支障
↓
(東海道線を走る)湘南新宿ラインが支障
↓
(湘南新宿ラインの乗り入れる)横須賀線が支障
↓
(横須賀線と直通運転の)総武快速線が支障
という流れです。
>東海道線、川崎始発の東京行きは…
>戸塚で全ての客を降ろす→回送扱い→川崎から再度営業運転。
>という意味不明な形態をとっていたようです。
あー、確かに、一見意味不明に見えますよね、コレ。
ちゃんと意味あります。
今回のような輸送障害の時には、まず駅に電車を止めることを考えます。
旅客を乗せたまま、駅間で電車を止めるのはあまりよろしくない。
ドアコック扱われて線路に下りられたら、防護無線発報でさらに混乱を招きますしね。
なので、旅客の乗っている列車は、速やかに駅に据え付けなければなりません。
上記の例で行きますと、戸塚で抑止になっている列車があることになります。
んで、後続列車が戸塚-大船間で駅間停車状態です。
駅間停車は避けたいので早くナンとかしたいのですが、戸塚駅で東海道線の使えるホームは1本のみ。
そして、既に列車が止まっています。
ではどうするか。
戸塚駅で止まっている列車の旅客に降りてもらうワケです。
んで、その列車を回送列車として横浜へ向けて発車させます。
すると、戸塚のホームが空きます。
そこに後続の戸塚-大船間で駅間停車となっていた列車を戸塚駅に入れることが可能となるワケです。
この場合、前に出した列車は横浜駅に入れずに横浜-戸塚間で駅間停車となります。
駅間停車はマズいんじゃないか、というコトは・・・ないんです。
旅客はみんな戸塚で降ろしちゃってますから。
だから、駅間で止めてもドアコック扱いとかありえないワケです。
で、運転再開後に、最初の駅から再び旅客を乗せて走るワケですね。
ただ、この例では横浜からでなく川崎から旅客を乗せたようですねぇ。
なぜそうなったのか、理由はいくつか想像できますが。
想像の域を出ないので、ここでは控えておきますね。
ただ、この方式にも欠点がありまして。
回送として前に出した列車は、駅間で止める事が前提なので。
踏切の多い区間ではやりづらいと言うコトですね。
そりゃーもう、駅間で止めるの前提=踏切閉まりっぱなしですから。
もっとも、四の五の言ってらんなくなったら、踏切関係なくやらざるを得ないんでしょうが。
ぶっちゃけあとは、指令の腕次第というところですねw
その辺の見極めが的確に出来る指令が、「この方法をやるべし」ならやってくれると思います。
判断がイマイチの指令もいますからねぇ。
と、まぁ、ちょいとバイト時代の知識なんぞを披露してみました。